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人生100年時代は、天国か地獄か?

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人生100年時代は、天国か地獄か? この図を見て。↑ この図、 けっこう苦労して作ってみたけど、   ライフシフトと予想数字が違うと思う人もいるよね。   この数字は、日本の厚生労働省が算出した数字。   ライフシフトの数字より少ないよね。何でだろう? あのね、ライフシフトの数字は、   今後30年間の医学の発達や環境や経済の発達を   「それなりに」見通して   「2050年までに、日本の100歳以上人口は、                                                 100万人を突破する見込みだ。」   と言っているのだ。   一方、日本で割り出した数字は、   「現在の日本の状況を基にすると」という前提の数字。   まあ、いずれにしても日本人の100歳以上の長寿は人口は、右肩上がりなのだ。     日本人は、長寿だ長寿だと言ってるけど、   日本人の平均寿命が50歳を超えたのは、 1947年(昭和22年)なのだ 。   戦争が終わって戦死者の数を計算しなくてもよくなったから   平均寿命が上がってきたのだ。   (そういう意味では、戦争というのは、最大の不幸。   それに、えーっと、戦争を起こす指導者は、戦争に行かないんだよ。   戦争を起こす指導者は、戦死しないんだわ。指導者の家族もね。) うーん、 戦後70年あまりで、日本人の平均寿命は30歳以上のびたのだ。 江戸時代の寿命 よく人生50年というから   江戸時代も平均寿命は、50歳くらいだろう   とい言う人がいるが、歴史家たちの間では、   30歳~40歳であっただろうというふうに認識されている。   この時代の詳細な資料が存在するわけではないが、   種々の文書をあたっていくとそうなると言うのだ。   医学も今ほど発達していないし、食糧事情もよくなかったし、   天災の予測も後処理も粗末なものだったろう。 江戸時代の乳幼児の死亡率は大変高かったし、   出産も命がけだった。   また、天然痘、はしか、梅

100年時代の人生戦略

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2016年、   英国の リンダ グラットン と アンドリュー スコット によって、 ライフシフト   「100年時代の人生戦略」が刊行された。 その論の方向は、 「2050年までに、日本の100歳以上人口は、   100万人を突破するみこみだ。」 「2007年に日本で生まれた子どもの半分は、   107年以上生きることが予想される。」 という離陸を始めていた。 その衝撃はすごかった。 私の周辺では、 「地獄だ」   「地獄の時代の始まりだあ」という声が   あちこちであがっていた。 107歳まで生きれば、 仮に60歳定年として、     「あと47年も生きなければならないんだよ。」 人生80年なら(それでも長すぎるけど)、 定年後は20年がんばれば、     彼の地にいけたんだから。   人は、あてもなく   何十年もの人生を漂流することはできない。   お金もなく希望もなく   ただフラフラと生き続けることの地獄。   場合によっては、   寝たきりで自分で自分をコントロールできないまま   何十年も生き続ける無間地獄。   人は長生きしたからと言って   幸せになれるとは限らない。   長生きすることによって   年々歳々大きな不幸が大きくなっていくことだって   いくらでもあるのだ。   上の表を見て、何にも感じない人はいないだろう。 まだ100歳以上人口が、極々少なかった頃の日本。   いろんな市町村で、   100歳の誕生日を迎えたご老人たちに   現金100万円を配ったことを覚えているよね。   その後、100歳以上人口の増加に伴って   100万円が銀杯に   銀杯が銀メッキ杯に   銀メッキ杯が   「100歳の誕生日を祝す、紙ペラ一枚」に   変わっていったんだけどね。 ・・・・・・・・・・・・・ 老活というけれど 終活というけれど   エンディングノートというけれど